ANIMA MUNDI

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classification : symphonic rock
area : Cuba
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review :

Jagannath Orbit

キューバ出身 ネアカでファンタジックなシンフォ

 へえ、キューバ出身のシンフォニックですか。全体から受ける明るい開放的な雰囲気は、南米とは異なるものですね。むしろ北米のシンフォに近く初期SPOCK'S BEARDを思い出しました。組曲など大掛かりな楽曲があることと、ファンタジックなシンセが乗っているのが特徴です。この鍵盤奏者、ここぞというところでRick Wakeman風のキーボード・ソロをやっていて、オルガンも弾くし少しですがメロトロン風の音も。これはシンフォ・ファンにアピールするでしょうね。
 アンサンブルで聴かせる明るいシンフォニックです。ちょっとしたフレーズや音色にはシンフォの王道YESの影響を感じました。他にもGENESISJADISを思わせるところも。

 面白かったのは組曲である1曲目We Are the Light、気品漂う旋律と演奏が「究極」YESを連想させる4曲目Theres a Place Not Faraway、ムーディなギターが美しい6曲目Rhythm of the Spheres。

 明るくわかりやすそうなんですが、琴線フレーズがないんですよね。いや、そういうのおかないつもりなのかもしれませんが、聞き終えた後の印象が弱いってのも事実で、これは惜しいなと。

Anima Mundi('09)