プログレッシブな雰囲気も漂わせたハイテク・ギター・フュージョン作品。ギターキッズなら泣いて喜びそうなカッコ良さです。ハードでめまぐるしく動き回るのに音色がウェットというかメロウというか。時にAllan Holdsworthのように聞こえるところもあるけど。優しい曲想が多いんだよね。ほっとするような感覚。ここが一番いいところ。
基本、曲によってスタイルが変わる人です。アイデアがいっぱいあるんでしょうね。曲自体はギター出なければ表現できないような旋律や展開があり、もうため息がでます。そういう点ではAllan Holdsworth的というかFrank Gambale風というか。
それにしても聴かせる旋律、聴かせる奏法。ベテランさんのようですが、粋な小技も聞き手へのアピールの仕方も良くわかっているなと関心。こういうすごい人が人知れずすごいアルバム出してるのがアメリカです。