Mike Oldfieldをシンプルにしたような感じかな？ それともPatrick O'Hearnに女性ボーカルを乗せてポップに仕上げたような作風？ 打ち込み＋女性ボーカルの二人組です。打ち込みによる流麗なシンフォに、ウェットでアンニュイな女性ボーカルが乗るというもの。ニューエイジに通じる透明感、そして伸びやかな旋律が心地よいです。夜向きですね。どの曲もいい雰囲気持ってます。しっとりとした感触、欧州の気品に異国情緒も取り込んでエレガントな色彩。反面、印象的なフレーズが少ない。プログレと呼んでいいかどうかボーダー上でもある・・ 音楽的ベクトルとしては悪くないんだけど、どうも弱いんですね・・強力に訴えかけるものがない。雰囲気は悪くないし、ソツ無くできてるとは思いますが、このままでは上品なＢＧＭ。惜しいなあ。強力なメロディを期待して２枚目を待つことにします。