ポップなワールド・フュージョン。この作品は＜インディオ＋ハウス＞。既に人気のあるDEEP FORESTやその派生プロジェクトであるDAO DEZIと良く似たタイプで、これらの先行ユニットと比べても遜色無い完成度。特にDEEP FORESTのWorld Mixに酷似しているのでそちらが好きな人にはぴったりかな。（もっとも、向こうはアフリカ、こちらはインディオですが。)エスニックなヴォーカルも民族楽器も、のっぺりしたプログレを聴いてきた耳にはとっても新鮮。まさに清涼剤。クセが無く聴きやすいが、クセが無さ過ぎる気もする。おそらく充分ウケるポップさだと思うけど、プログレファンとしてはやや物足りない。最初、いいなと思ったが、３回聴いたらもうわかってしまうというか。んー 別にいいんだけどね・・・
ビートの利いたワールド・フュージョンなんで雰囲気は最高なんだから、メロディはもう少し捻って欲しかったですねー。ポップ作品だけでなく、聞きごたえのある作品も作れたんじゃないかなあ。インディオを持ってくるというコンセプトはハマり過ぎなんだから、もうちょっとあんなこともこんなこともできるのにぃ（笑）・・ちょっともったいない。