フツーにシアター亜流・・エレクトリックなドラム音が気になる・・
イタリアのDREAM THEATER系です。テク、メロディはフツーのレベル。展開力もこれといって秀でたものはないですねえ。オリジナル性も今のところ弱い。メロディもイマイチだし、聞いたときのインパクトとかが無いんですよ。水準ぎりぎりクリアというレベル。
DREAM THEATERをお手本に、変拍子を差し挟んだプログレ・メタルを志向しています。いや、正確には９０年代半ばに筍のように現れたDREAM THEATER亜流に近いセン。演奏に個性が足りないんだよなあ・・そこそこうまいんですが。ボーカルはやや非力です。あ、MAGELLANに近いかも。
それと聞いてて違和感を感じるんですよねえ。その違和感はドラム。エレクトリック・ドラムを使ってるせいか打ち込みっぽく聞こえます。スコンスコンという気の抜けた感じがなんとも・・どの曲、どの部分も同じ質感で聴こえるドラムというのもちょいと気持ち悪いと思うんですが。ドラムの弱いとこなんか初期MAGELLANに似ています。
次に期待です。
スレッショルド風へ メロディアス ＋ ザクザク・ギター
前作が”変拍子多様のDREAM THEATER亜流”という印象だったのですが、この２作目で表現力がぐっと広がりました。音的にはDREAM THEATERではなく、今はTHRESHOLDに近いなあ。変拍子の多いTHRESHOLDってことで。曲によってはメタル＋ネオ・プログレ。EVERON風です。
基本的にはメロディアス＋ザクザク・ギターですが、ダイナミックな曲展開あり、聞きやすくもなり、と。メロディがもっと印象的なフレーズがあったらいいんですけどね。聞き終えた印象がまだ弱い。んー・・この曲、という１曲がない。あのフレーズと思い出すのもない。そのためね、何回聴いてもとらえどころが無い。目印となる曲やフレーズがないんですな。迷子になったような感じ。
ま、それでもひどかった前作よりもすべての点で向上したとは思いますが。次のアルバムが勝負ですかね。