ＡＯＲハードです。Jerry G. HludzicとBill Kellyを中心にJerry-Kelleyで活動した後にこのバンド名に変更。初期AMBROSIAのＡＯＲハードにウェスト・コーストを加えた明るい雰囲気。演奏がさすがに古いですが、旋律はどれも良くてＡＯＲのファンなら気に入ると思います。これ、今、録音しなおしたらかなりいいモノになりそうな気がする・・どれも、どっかで聴いたようなフレーズなんですが、そこがまあいいわけで。
抜けるような爽やかさ１曲目If It Takes All NightはAIRPLAY風です。２曲目Crazy For Your Loveは８０年前後のＡＯＲをそのまま体現したような曲です。カーラ・ボノフやPLAYERを思い出します。３曲目Possessionは厚いコーラスが同時期のLITTLE RIVER BANDを思わせます。
冒頭のエレクトリック・ピアが美しいノ４曲目You Can't Live Without ItはElton John風。Eltonがウェスト・コーストやったらこんな感じではないかな。５曲目One Stepは黒っぽくないHall And Oatesか。６曲目LadyはポップなKANSAS？
７曲目Restlessは冒頭がSTYXです。AIRPALYによく似た９曲目It Gets Easierは軽快でドライブ向きです。AIRPLAYのファンとしては、軽やかなこの曲が大好きです。ギター・ソロも味があっていいですよ。
キーボードがときどきいいフレーズを弾いてるんですよ。エレクトリック・ピアノとかオルガンとか、音色選びがジャズにも近くＬＡぽい音だなあと思います。こういうちょっとしたところが、マイナー・シーンとは言え他のＢ級とは違うところ。なかなか玄人好みであります。
2000年ごろまで活動していたようです。現在もやってるかもしれませんが。