ニュージャージーで活動するメロディック・シンフォ／プログレ・ハードのバンドです。米の大物バンドSPOCK'S BEARDやKANSASにYESのシンフォ要素が入って、マイルドに仕上げた感じ。鍵盤とギターが交互にリードをとっていくような感じで、旋律のよさとしっかりした構成で聴かせようとしています。カチッとした音造りはSteve Morse加入以降のKANSASに近く、コーラスの多用もそれっぽい。バラードからＡＯＲ的なポップまでの素養があり、全体的におっとりした感じになってしまい、好みの分かれるところかと思います。
２曲目Turn It Aroundは新旧YESを圧縮したような感じで面白かったです。ラスト８曲目のAwaken The Manは１４分の大作になっていて、メロトロンとオルガンを多用したスローペースなシンフォニックです。
壮大な構成とメロトロン／オルガンは捨てがたいものがあるのですが、いかんせんゆっくり過ぎますかと。華がないうえに旋律も一本調子なんでメリハリがもっとあれば良かったんですが。