これは面白い。ワールドミュージックから都会派ジャズ・スタイルまでいろんな要素が放り込まれています。Andy Emlerの技巧派サックスを中心とした作品。特筆すべきはAllan Holdsworthタイプのギタリストを擁し、切れ味の鋭いジャズ・ロックを展開していることです。特にメロディアスな曲においてその活躍ぶりが素晴らしい。私は詳しくは知りませんが、フランス国内のジャズロックファンの間では知られたバンドのようですね。１曲目 Part 1
冒頭はアヴァン＋エスニック風で始まる。本編部分はアーバンでスリリングなジャズ。マルチトラックで活躍するサックスとHoldsworthタイプのギターのソロが素晴らしいです。曲もこの手の王道を全うするような秀逸な旋律と技巧。いいなあこの曲・・・これだけでも買いでっせ。
２曲目 Part 2
一転してフリージャスのスタイルに。幾重にも重ねられたサックスと表情豊かなベースが交錯します。
４曲目 Part 4
明るく穏やかなサックスに欧風のエレガントなピアノが絡み、そして・・・インド風パーカッションが入ってるという・・・複雑なようでさらっと聴けてしまう曲。
５曲目 Part 5〜６曲目 Part 6
アヴァンでスリリングな曲。ギターが聴きモノ。
個人的には、もうちょっとメロディアスな曲を収めてほしかったかな。フリーなスタイルの曲も面白いんだけどね・・まあ、１曲目が最高かと。
これ、国内盤です。でも販売している店は少ないと思うな。輸入盤は入手難。