明らかにRUSHの影響下にあるプログレ・メタル３人組。ベースがGeddy Leeのように動き回るタイプだし、ドラムもNiel Peartを意識した叩き方。ヴォーカルはやはりベースが兼任している。ＳＥの使い方まで似ていて、本家そっくりのフレーズやフィルインが出てきて思わずニヤリとしてしまう。ちょうど８０年代半ばくらいの、アカ抜ける前くらいのRUSHにかなり近い。ただしヴォーカルが弱いのが難点。演奏力はかなりのものなので、この野太いヴォーカルがもうちょっと何とかなっていれば曲の印象も変っていたと思うけど。
メロディはそこそこポップなんだけど・・うーん地味。演奏は上手いけど肝心のオリジナリティが不足しているんで聞き終えた後に印象が残らない。演奏そのものに決定的な求心力が欠けているというか。凝った曲展開もあるのに、不思議なくらい凡庸にしか聴こえないんだなあ、これ。
どういう経緯かわからないけど１曲だけIan Crichton(SAGA)がギターで参加している。