ペルー出身 エイジア系統のポップなシンフォ
ほほうペルー出身ですか。ポップな曲調で組曲を構成したシンフォニックです。曲の雰囲気はYES/ASIAに近いですね。というのも、ギターが多分にSteve Howeの影響が見られんですよ。明るくポップな曲調は好みが分かれるところです。歌パートはのびのびした明るさが、インスト部分は明るくも時折緊張感が交錯する安心の演奏力。
これライブ録音なんですがしっかりした演奏力、とりわけシンセとコーラスを多用した広がりある音に驚き。ファンの歓声も楽曲を盛り上げる演奏の一部と化しています。様子を聞いているとかなり愛されているバンドなんだというのが判ります。
フルートをフィーチャーした5曲目Lizy、適度な緊張感と印象的なフレーズの6曲目Esto Es Iluminacion、7曲目Oda Atulipanが良いです。感動的なフレーズを交えたポップな曲調に、悲しげなフルートを持ち込んだ8曲目El Caimanがハイライトです。
ポップ過ぎてプログレ展開を期待すると肩透かしですが、構成のしっかりしたポップ作品として捕らえると気に入るかもしれません。