ギタリストDan Hoffによるプロジェクトの復活作。へヴぃなギターと卓越したヴォーカルを擁したFOREIGNERタイプのメロディック・ハード。アルバム冒頭にいきなりのギターソロ。Eric Johnsonにへヴィな音色を足しこんだようなその演奏は、単なるメロディック・ハードではなくギタリストとしてのこだわりと技量を見せつけるようです。実際、このアルバムは２つの楽しみ方があるような。もちろん、高水準の旋律を具したメロディック・ハードとして、そしてもうひとつは卓越したギター。
FOREIGNERタイプ。テンションの高い演奏とわかりやすいメロディの合体という点と、ヴォーカルのスタイルによるところが大きいです。何曲かはFOREIGNERにアルバムに入っていても不思議ではなさそうな。曲構成もFOREIGNERをお手本にしていますね。メロディはどっかで聴いたような・・みたいなフレーズがたくさんあるのだけど。
ギターは曲によって、スリリングなソロ、メタル調のリフ、エモーショナルでウェットなもの、テクニカル・フュージョンと様々。
ソリッドであってエモーショナル。緊張感と開放感とを使い分け、アルバムの幅は広いものになっています。プロダクションもいい。欲を言うならもうちょっとインスト部分が多くても良かったかな。
懐かしいBad Case Of Loving Youをカバーしてます。
ギタリストDann Huffが率いたメロディック・ハードGIANTが復活。残念ながらHuffは準メンバー扱いのようですが、STRANGE WAYや再結成SHOOTING STARで歌っていたTerry Brockが加入し、王道メロディック・ハードに仕上がっています。