YESのシンフォニックにCAMELのファンタジックを取り入れ、スピードダウンしたような感じ。複雑な構成は少なく、なだらかな丘をゆっくり上ったり降りたりするようです。アコースティックな楽器が使われていて、海洋地形学の２曲目に出てくるような純朴で穏やかな世界が続きます。そう言えばギターはSteve Howeに似ている。幻想的でシンフォニックな音世界は時に映像的で、広大な大陸をゆっくりと歩み進んでいくようなイメージ。最初は退屈だなあと思ってたんだけど、７回８回と聴いていくうちにその良さがじんわりと伝わります。地味ですが古臭くはありません。PENDRAGONタイプの９０年代シンフォ風。聴きやすいです。
ロドニー・マシューズばりのジャケットの絵はバンドのメンバーが描いたもの。
以前、いつの作品か分からないとここに書きましたが、教えていただきました。７７年の作品だそうです。Hawkeyeさんありがとう。