エコーリンが突然変異したような個性派
変った音だなあ・・ECHOLYN + 地中海風サウンド + Jon Anderson風のボーカル。メタリックな展開があるかと思えばメロトロンが入っていたり。
緊張感溢れる5曲目The Second Roundがいい。この曲、THE FLOWER KINGSにちょっとDREAM THEATERを足しこんだような展開・・と思ったら途中からECHOLYN/GENTLE GIANT風に変る面白い曲。ギターソロはまるでAllan Holdsworthだし。力で押し切るようなスリリングさがいいです。
7曲目Shades Of Blueは歌心のあるベースとボーカルがYESを連想させる。そこへECHOLYN風のメロディが入ってくる。
8曲目...Action!はインストを中心に展開される9分の曲。ジャズとメタルを足しこんだようなテクニカル系の音(例えばSPASTIC INKなど)にAllan Holdsworthが迷い込んだような音になってます。
ラストのWatercourse HymnはこれまたECHOLYN(曲展開とコーラスが似てる)とYES(ボーカルとメロディとギターが似てる)を足したような音。Steve Howe風アコースティック・ギターのソロもあってなかなか。ムーディで気品があって、10分の演奏があっという間に終わる。そしてYESに匹敵する神々しさ。
最初の3曲が結構ヒネてて、そのせいでアルバム全体が難解に思えてしまうキライあり。ピンと来ない人は4曲目から聴くほうが入りやすいと思います。それにしてもUNICORN RECORDはいいバンドがたくさんいるなあ・・