ネオ・プログレ + 女声ゴシック 湿っぽく陰りのあるサウンド
女性ボーカルを擁し、ネオ・プログレとゴシック系の間に立つ音です。メタル要素は弱くあくまでシンフォニックです。伸びのあるゴス声、7拍子や5拍子を多用を多用した緊張感、やるせない旋律が特徴です。裏庭的なじめっとした感触が独特の雰囲気を作ってます。
フルートやアコースティック・ギターも交え、シンフォの気品は悪くありません。声質と陰りのある曲調がSTREAM OF PASSIONを思わせます。ただし旋律は繰り返しが多く退屈。雰囲気が先行して、曲展開を重要と考えてないのかもしれませんね。
あと、連想したのは裏庭感を漂わせるあのバンドTHE WISHING TREE。ゴス+THE WISHING TREEです、ハードロック調の曲は。B級感いっぱいのLana Laneという気もします。
・・とまあ、もったいぶった言い方をしてしまいましたが、要は曲がイマイチなんですよ。アンニュイな歌声と湿っぽい曲調はぴったりなので、曲展開やフックになるフレーズさえあれば話題になったと思うんだけどなあ。STREAM OF PASSION、THE WISHING TREEが好きな人には面白いかも。