知る人ぞ知るバカテク・フュージョン・バンドのDRAMA（アメリカのほうね）。この作品を世に出したレーベルがBLACK MOON PRODUCTIONSというんですが、なんか怪しいレーベル名なんで（コードもBMP001やったし・・）、レーベルっぽい名前を名乗っているだけの有名無実なものかと、ずっと思ってました。すると、なんとBMP002とナンバリングされた別作品があるではないの。それがこのアルバム。番号もDRAMAの次の番号や〜ん。きっとこれもバカテク系フュージョン・バンドに違いないっ。ひょっとしたらDRAMA関連？！ それとも続編？！ あー あれか、名前を変えて出ています、みたいなヤツか！ ・・・・・みたいな勝手な期待から、何の予備知識もなく購入したのでした。
・・が、敢え無く撃沈（泣） 中身は地味なシンフォでした。あーあ・・
えー どうやら、７０年代に活動していたシンフォバンドの発掘盤のよう。僕のほかにもこのアルバムを買った人が何人か居たらしく、そこいらではYESとHENRY-COWを合わせたような音、と表現されています（すごい表現・・）。しかし、聴いたかぎりでは「どこがYESやねん」って印象ですね。起承転結のはっきりせえへん辛気臭ぁい前衛シンフォです。難解です。はっきり言ってつまらないです。さっさと家に帰ってうどん食うて寝たほうがましです。
ETHOS同様、アメリカで当時こんなシンフォをやってましたという博物的な興味を満たすためだけの存在。なんか、気の進まぬ化石発掘をやらされてるような気分だな。さっさと掘らんかいっ！ 夏の発掘調査のバイトは焼けますよ〜 しんどくて痩せますし。
さて、さらに言えばETHOSよりも一ランク下のレベルです。うーん 同時代のヨーロッパでは確実にＢ級扱いされてたでしょう。不思議なことにこの作品、最近中古の棚でよく見かけるんだよねえ・・？