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classification : alternative prog metal
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review :

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オルタナ系ギターを中心としたインスト作品 アレックス・ライフソン系?

 オルタナ系ギターをメインに据えたプログレ・メタルのインスト作品です。アヴァンな雰囲気を持ち込み、ラウドなギターが炸裂。メタル、フュージョン、変拍子、アコースティック、さらにSHADOWSのような60年代ギターバンド風・・・などなど持ち込まれる要素は数え切れないけど、それを雄弁なギターが独自のスタイルで纏め上げているのはさすが。

 サンフランシスコを中心に活動。ギター、ベース、ドラムスの3人組です。このバンドの魅力は、轟音でありながらスペイシーな構成のギターに尽きます。怒涛の如く響き渡る分厚く重ね挙げられたギターと、タテノリを中心としながらも知的なビートを叩き出すリズム隊のコンビネーション。ときおりRUSHの影響を感じさせる部分も。とりわけ、ドラムスのフィルインはNiel Peartを、ギターの奏法はAlex Lifesonを髣髴とさせる瞬間がありますね。ただ、技巧面にこだわるRUSH亜流とは一線を画してます。敢えて言うならAlex Lifesonのソロ・プロジェクトであったVICTORに近い。ラウドなギターを中心に据え、オルタナ・テイスト溢れるモダンな音楽性を目指したVICTOR・・・あれをインストにしてさらに音楽性の幅を広げたような感じです。

 深い思索性と隣り合わせの豪快さ、曲ごとに色彩の異なるミクスカルチャーな音楽性、意外性と完成度の高さを両立させた楽曲・・・正直どの曲も聴き応えがあるなあ。
 轟音と独特の空間感覚を楽しむためにヘッドフォンで聴くことをお勧めします。耳が慣れればかなり面白い音。メタル、ジャズを問わず、ラウドなギターが入ったテクニカル系が好きな人、トライしてください。何度も言いますが、VICTORが大好きな人にお勧めします。

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