ギタリストTim Miller。詳細は不明ですが、オーソドックスなフュージョンをベースにAlan Holdsworth風の演奏をしています。これが繊細で情感豊か旋律でジャズ・ファンに受けそうであり、なおかつHoldsworthファンのツボを刺激しそうな流麗テクで多くのプログレ・ファンにもアピールすること間違いなし。洗練されたHoldsworthという感じでしょうか。冒頭からHoldsworthファンの心を鷲づかみの２曲目United、４曲目Parisで交錯する憂いと懐かしさ、６曲目Straight Linesのドラムとギターのクールなせめぎあい、Holdsworth度が高くその手のファンだけが至る至福の時８曲目Density One。
流麗なテクだけでなく、豊かな曲想が魅力です。聴き終えたときのゆったりとした満足感・・まだまだありますねHoldsworth系。Jac La Grecaのように知る人ぞ知る存在で終わるかもしれませんが、これは是非Holdsworth系好きの人には聴いていただきたい作品です。店頭では見たことないですが、cdbabyに売ってます。