プログレ・マインドを持ったサイケデリック。重厚でありながら身のこなしの素早いサイケ。サイケでプログレ、というと皆さん某超大物バンドを連想されるでしょうが共通点はほとんどありません。電子音（当時の表現ｗ）が全然ないですね。むしろ気骨あるサイケですね。例えるならTHE BEATLESのサイケ＆プログレ部分を育成させたというか、あるいは気忙しいLED ZEPPELLINというか。シタール・ギターが出てくるのもそれっぽいですね。あ、それとANEKDOTENを早回しにしたような感じ、とも言えそう。
曲がクルクル変わるんですよ。走馬灯サイケ(笑) このドラマチックさがプログレ・ファンにアピールします。BEATLESもZEPも優れたプログレでもあったことを思い出しました。
そしてこの熱気。８０年代のプログレも、９０年代のミクスチャーも吸い取って、７０年代風サイケにフィード・バック。
日本盤ボーナスのAnticipationsが個人的には最もプログレを感じました。もちろん、どの曲もクオリティは高いです。