JOURNEYと90125YESの中間のような作品。畳み掛けるような展開はSAGAの影響も感じられます。キャッチーな旋律に、手数の多い凝った演奏が合体。ギターもうまいし、リズム隊もスリリングなプレイをしています。ヴォーカルも伸びやかな声です。英国だが音はかなりアメリカ寄り。タイプ的にはEVERONにも近いのですが、もっとスリリングで発音もしっかりしています（笑） すっかりファンになりました。本編に収められた曲のひとつが、ライブ・バージョンとしてボーナストラックに収められていますが、このライブが凄い！ 数段良くなっていてカッコいい。AORも聞ける人にオススメ。ASIAやSAGAのファンにはウケそう。センスの悪いジャケットはには閉口したけど。
前作よりもダークな音作り。１枚目Do You Believe?がプログレ・ハード＋90125YESなら、今回はAOR＋DREAM THEATERか？ 曲構成にはRUSHの影も見え隠れする。メロディラインのポップさはそのままに、新しいことを取りいれようとしている。シンフォニックなシンセをバックにして、ギターがメタル・エッジなリフをやったり、泣きを入れたり活躍してるのは1stから変らない。しかし、どの曲も湿っぽい雰囲気になってしまって、なんか起伏に乏しい気もする。英国バンドとしては異色の存在なんですが。