フランスからのミクスチャーなメロディック・シンフォ。これがデビュー作です。PENDRAGONやIQタイプのメロディック・シンフォをベースにニューエイジ、ケルトを足しこんだような内容です。特筆すべきは、シンセ・ミュージックのような広がり感のある音像。そこへ、アコースティック・ギターや美しい女性ヴォーカルが響き渡ります。ボーカルは声量を誇るタイプではありませんが、中音から高音までを伸びやかに歌い、とりわけ高音での伸びがいいな。シンセをバックに輝くような声は神々しく感じられることも。RENNAISSANCEにも近い。声質とケルトっぽい演奏から考えるとむしろBLACKMORE'S NIGHTが近いかな？
ギターは哀愁フレーズをロングトーンで弾くタイプ。メロディック・シンフォにありがちですね。このギターと女性ボーカルがバンドの二本柱となってます。
哀愁と気品を漂わせる旋律は印象的。ただし、強烈な印象の曲というのがないですね。
PENDRAGON ＋ IONA ＋ VANGELISか？ PENDRAGONの哀愁とギター、IONA風のシンフォ構成を大切にしたケルト、VANGELISの広大な世界感とドラマチック。