インスト部分は充実しているジェネシス系シンフォ
プログレ、とりわけGENESISが好きなのはわかる。変拍子を交える演奏、重ねたキーボード、ポップな曲調で親しみやすく・・しかし致命的なのが曲作り。繰り返しが多く、旋律もイモっぽい。８０年代の２線級ネオプログレを思い出してしまった。粗っぽい録音は仕方ないとしても、これはちょっとな・・
歌を入れずにプログレ・フュージョンとしてなら目はありそうなんですがね。どうやら歌がある構成が苦手のよう。歌パートを意識すると途端に冗長なポップ・バンドになってしまう。歌もうまくないしなあ・・歌は邪魔だな・・フュージョンの変拍子かましてぐいぐい押すタイプの曲はそれなりに聴き応えがあるのですよ。もったいない。GENESIS系ネオプログレがフュージョンやってるみたいで悪くないです。
繰り返しの多いジェネシス系 単調・・
MuseaらしいＢ級シンフォ。繰り返しの多い展開にGENESIS亜流にありがちな哀調旋律。歌謡曲のような旋律のギターに湿っぽいシンフォが被る。これ、１１年の作品？ うーん、とてもそうは思えない古臭さ、イモっぽい展開。ピアノを主体に長尺の曲に挑戦しているんですが、どうにもひきつけるものが足りない。無理して長くしようとしてないか？ 繰り返しが多いような。いや、悲しげなピアノはまあまあいいです。しかし、ギターの安っぽい旋律がなあ。単調なドラムがなあ・・ ピアノはいいので、ピアノ主体で悲しげなシンフォニック・フュージョンをやればいいのでは？