ハードロックなスポックス・ビアード
NYで活動するバンド。これがデビュー作です。
シンフォニックなハードロック。鮮明なメロディを放つ豪快なギター、ピアノやELP風オルガンでシンフォニックに賑やかすキーボード。
明るく優しげな旋律がポイント高い。ポップ・センスは北米ハードロック然として懐かしい。デビュー当時のSPOCK'S BEARDみたいに痛快な演奏。オルガンが多用されてるのは嬉しいです。
２曲目Storm Riderは 北米風やんちゃなハードロックで始まるのに、終盤はインド音楽を取り入れているのが面白いです。
こじんまりしたSPOCK'S BEARDですね。ある意味現在のシンフォとしては正統派。今後も期待です。
シンフォ ＋ ＺＥＰ の強力盤
シンフォニックと豪快なハードロックが合体した音です。これが２枚目。
鮮明なメロディはアメリカらしいのですが、前作ではもうひとつプログレ度が足りないというか、ありきたりというか。どうも聴いていてSPOCK’S BEARDが重なってしまったもので。本作はどうなるかなと思ってたのですが、これはかなりぶっ飛んだ内容になっていてうれしいです。
一口で言えばLED ZEPPELINを米プログレ解釈したような感じ。しかも、陽気にぐりぐりと攻める攻める。GLASS HAMMERばりの鍵盤多用率にYESの構成力、そしてLED ZEPPELINの破壊力。ドライブ感満点の演奏の上を駆け抜ける鍵盤ソロはかなりかっこいいです。前作の物足りなさを一気に解消。スピード感のある曲はどれもいいですね。遅いテンポの曲はやはりSPOCK’S BEARDを連想してしまうのですが、音の処理はオルタナ後のシーンに合わせていて、まあまあかな。アルバム冒頭と終盤２曲が好きです。