Nico Stufano

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classification :jazz-rock, fusion
area : Italy
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Wating For ...

ストイックで物腰の柔らかなホールズワース系 おすすめ!

 知る人ぞ知るAllan Holdsworthそっくりさん。IOUの頃に大変よく似ている。アーミングなどの手癖やコード進行もまるっきりそっくり。
 本家よりも正統派ジャズをやっているという印象です。あるいはスムーズ・ジャズ、曲によってはニューエイジにも近く、うねるギターを中心としたテクニカルなプレイが光ります。本人もバンドも演奏力が非常に高いのがまた素晴らしい。Holdsworthと比べて特徴があるとすれば、やさしげなメロディと音色が特徴であることだろうか。技巧的な演奏と物腰柔らかな雰囲気が同居しています。
 スリリングな展開は少ない。が、馥郁とした音色は聴き手を安らかに導いてくれる。ほんと、聴いて得したなあという気分になれます。Holdsworthに似てる似てないといったことを度外視しても素晴らしい。これが本家の作品だったら、代表作になってたかもしれないくらい。
 リリース直後にレーベルが倒産してしまったため、幻の作品となりつつあるようです。見つけた人はラッキー。ぜひゲットしてください。もう1枚アルバムが出ているようですが、見かけませんね〜 こっちも見つけたら即ゲットです。で、ゲットしたら一度貸してください(笑)

JUST JUZZ 5076742 ('02)


Trace of Jazz

コンテンポラリーでスムーズなホールズワース系

 上のコメントで「貸してください」とか書いてたら、eMusicで見つけました(笑) こっちも期待に違わぬ佳作です。コンテンポラリーなジャズを基調にAllan Holdsworth系の流暢なギターを聞かせてくれます。
 曲の雰囲気を一口で言うなら、スムーズでゴージャス。優美な気品に溢れたバンド演奏に、煌びやかなギターが切り込んでいくのを想像してください。そして音のうねり方はホールズワースそのもの。頭のてっぺんからつま先までコンテンポラリーなジャズの人ですね。そういう意味では多くのホールズワース系(ロック/フュージョン寄りの人が多い)とは異なるように思います。
 どの曲も素晴らしいのですが、敢えて選ぶなら1曲目Trace Of Jazzでしょう。とにかく、極上ジャズに流麗ギター。ホールズワース系が好きな人なら是非聞いていただきたい作品です。

Gala records / eMUSIC ('91)