詳細不明のメロディック・ハード。フレーズの端々にプログレ・テイストが感じられます。厚みのある音と明るい曲調はＡＯＲの素養も感じさせます。ディスク・ヘヴンではWORLD TRADE似と紹介されていましたが、たしかに初期のWORLD TRADEに似てます。ボーカルやコーラスの入り方は影響されているんじゃないかなあ。明るいけれどメロディがヒネてるところもね。また、曲によっては、明るくパワフルな展開が初期のIT BITESにも似ていると思いました。
最も印象的な２曲目Claireと、キャッチーな４曲目Last Time I Say Goddbyeは明るい旋律のプログレ・ハード。
７曲目Neverがパワフル＆キャッチー。冒頭のコーラスで掴みはＯＫなんだけど、旋律がもう少し整理されていれば良かったんですが。
９曲目NikkiはIT BITESのCalling All The Heroesを思い出しました。
１０曲目One Tough Cityはプログレですね。複雑な旋律をからっと明るく演奏しています。
うーん、聴き続けると、キャッチーにやろうとして必ずしもうまくいってないことが分かってしまうだけど。もうちょっと旋律が印象的だったら成功してたんでしょうが。それでも上記の曲はまあまあの水準だし、明るい雰囲気は捨てがたいものがあります。