マルチ・ミュージシャンであるSimon Godfrey（ボーカル、ドラム他）にギタリストとベースが加わったポスト・ロック３人組。アコースティック主体なんですがポスト系の音が少し入ってます。後から軽くエフェクトかけたりね。ま、今風の音です。曲のいい３人組というだけだと平凡なんで、音をいじってますってところです。優しい旋律のガレージ・ロック７にポスト・ロック３を足しこんだような感じ。
アコースティックと加工した音との間を行ったりきたりする構成なのですが、ジェントリーな優しさは損なわれていません。どの曲も伸びやかな感じで好きなんですが、５曲目Why VHF?のスタイリッシュな曲想が気に入ってます。６曲目Wecking Bellの優しい旋律もいいですね。
ありていに言っちゃうとプログレじゃないんですが、本人たちがKING CRIMSONやMARILLIONに影響を受けたと言ってるらしいです。なるほど、ジェントリーだけど存在感のある曲調や音の質感は最近のMARILLIONに近いですね。ポスト・ロック化MARILLIONか。クリムゾン色は感じられませんでしたけど。