ＡＯＲのマイナー盤を調べてたら突き当たったのがこれ。「あの曲はなんていうの？」とよく話題に上るテレビ番組「ベストヒット USA」のオープニング曲Don't Worry Babyを収録しているアルバムです。Larry Cartonがプロデュースしたとのこと。あの曲を例えにしたらわかってもらえると思うけど、カールトン系のゴキゲン・フュージョンにSTEELY DANの歌ものポップを合体させたような感じです・・・・ええ、そうです、ボーカル入りなんです。どの曲もボーカル主体です。もちろん、あのテーマ曲もインストではないのですよ。知らなかった人も居るでしょう？ おれも知らなかったんだけど。
楽曲の雰囲気はＬＡ、コーラスを多用したボーカル・パート、STEELY DANや初期DOOBIE BROTHERS風のポップ・センス。７０年代後半の明るめＡＯＲが好きな人にはマストかと。個人的には、ボーカルよりもフュージョンよりであったらもっと良かったのにと思ってしまいますが。強烈にひきつけられるフレーズがもうちょっと欲しかった気もしますけど。でも、このゴキゲンな雰囲気は捨てがたい！ 鈴木英人の絵みたいな（懐かしい・・）雰囲気ね。
ＡＯＲのフィールドにはこういう日の目を見ない好盤がたくさんありますね・・・