ペンシルバニア出身。鍵盤奏者John O'Haraと、マルチミュージシャンでありJon Andersonそっくりの声の持ち主であるAl Lewisとのデュオです。後に、Al Lewisは再結成STARCASTLEに参加します。そう、２０数年前と変わらない古色蒼然シンフォをやったあのSTARCASTLE新作（新作と呼ぶには抵抗があるなあ・・）でJon Andersonそっくりの声で歌っていたあの人だったんですねーさて、このALASKAですが、その音を一言で言うなら「シンセを積み上げたのんびりシンフォ」です。曲調はのんびりだらだら。冗長な部分が多いです。アルバムの半分は、シンセ奏者のニューエイジ作品にJon Andersonが付き合ってる感じですね。
面白いのは８曲目Tiananmen Squareです。ELPがJon Andersonをメンバーに引き入れたような感じに仕上がってます。ELPが中途半端にYES風シンフォをやってるように聴こえて面白い。そういう意味ではELPというより、TRITONUSやTIUMVIRATに似てます。また、ここで聴けるボーカルがJon Andersonにしか聴こえないのがまた・・
うーん・・はっきりいってＢ級。曲の起承転結が弱いこと、メロディに魅力が少ないことが敗因です。話題としては面白いのかもしれませんが、どうも習作の域を出てませんね。