フュージョン風もこなすギタリストを中心とした５人組。歌パートの多いフツーのロック。時折印象的なギターソロが入るがプログレ色は少ない。メロディラインは正直イマイチあるいはそれ以下。ギターは巧いんだけど、そのギターがうまく生かせてない。陳腐でだるいメロディック・ハード調の曲に技巧派フュージョン風のギターソロが入って来たり・・・テクニカルでもポップとしても失敗してる。
だいたい曲順が間違ってる。得意のギターをフィーチャリングした曲を頭に持ってくるべきなのに、「ベイベー」とか連発するようなノーテンキなハード・ポップを持ってくるやなんてセンス疑うで・・
テクニカルからポップまでなんでもヤリたいのはわかるけど、インストやフュージョン周辺にとどまるべき。ギターに特化したほうがわかりやすくて完成度の高いものができそうなだけに惜しい。
シンプル、ひねりなし。盛り上がりなし。ギター主体、薄いシンセをかぶせてダミ声で歌うポップソング。演奏も荒れてます。