英国。うーん・・典型的なMARILLIONクローンじゃないの。初期のMARILLIONを粗っぽくしたような感じ。まるっきりそのままな曲もあるし、曲によってはシンプルで古臭いハードロック調のポンプ・・・貧弱なMARILLIONと言われてしまうのもわかるような気がする。MARILLIONやPENDRAGONタイプのキーボードにメロディアスなギターをメインに据えての音作りだけど、そのギターが魅力に欠ける。決め手となるフレーズがあればいいのですが。キーボードはこの手のバンドに共通することですが、７０年代に根ざさない演奏。デジタル系の音に依存したシンフォニックな雰囲気を作っています。
まあまあって出来ですかね。MARILLIONやFishが好きなんだろうなあというのはわかりました。メロディを大切にしているのもいい。ただ、オリジナリティは見出せなかったです。そこんとこ、敢えて買ってまで聴きたいかどうか。
数多のMARILLIONクローンやGENESISクローンを集めてる人、SHADOWLAND、PENDRAGONタイプが好きな人には聴く価値あり・・かな？ ４曲目The Ballad Of Billy Grey(The Crime Part One)はMARILLIONゆずりのスリリングなインスト展開と、歌い上げるような構成がなかなか良かったです。よくある展開ではあるけどね。