TUNNELS

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classification : fusion
area : US
related bands : BLAND X, Percy Jones, Marc Wagnon
review :

Painted Rock

ブラフォード型のテクニカルなフュージョン

 Percy Jonesを中心とするテクニカルなフュージョン。
 BRUFORD型のフュージョン。フリー・ジャズ寄りなため全体的に難解な作品。1曲目Paited Rockこそはっきりしたメロディのおかげで比較的聴きやすいが、それ以外はソリッドな作風とスリリングな展開であるため耳が慣れるまでにそれなりの時間を要しそうだ。インプロビゼーションは意外と少ない。
 慣れると、どの曲もそれなりに聴きどころがあることに気づく。とりわけ変わったフレーズが新鮮に聞こえ、そのスリリングな演奏と妙にマッチしている。ソリッドな演奏が重なり合い、アヴァンでミステリアスな雰囲気を漂わせている。また、アジアへの憧憬を感じさせる曲も。

BACKYBALLMUSIC BR005 ('98)


The Art Of Living Dangerously

ライブ 相変わらず難解なプログレ・フュージョン・・

 ライブ盤。TUNNELSのベスト的な内容です。Marc Wagnon (ビブラフォン)、Percy Jones (ベース)、Frank Katz(ドラム)にギタリストJohn Goodsallを加えた4人編成です。そのためオリジナルから印象の変わった曲もあります。

 すさまじい緊張感。本来、緊張感を売り物とする楽曲が多いうえに、これだけの名手揃いですからライブでの演奏は研ぎ澄まされたようなテンションになってます。
 難解な曲が多いのですが、印象を簡単に書きますと・・・・スピード感とギターシンセ(?)のソロが凄まじい3曲目Barrio、自在なベース・ソロの表現力があまりに広くスペイシーですらある4曲目Flavor、パーカションに追い立てられるように緊張感が増していく6曲目The Syzygy Incident、めくるめく展開の8曲目Lilly's Dolphin、U.K.のジャズ・テイストを極北に至るまで突き詰めた10曲目Inseminator・・・
 そして、ウネリのある展開にGoodsolのギターが輝く5曲目Prisoners of the Knitting Factory Hallway。これぞプログレ・フュージョン。この曲が一番聞きやすかったです。

Buckyball Music, Inc. ('03)