ANGRAのサポート鍵盤奏者Fabio Lagunaが、ANGRAとKARMAのメンバーの協力を得て作り上げたテクニカル・インスト作品。メタルとフュージョンのを合体させたサウンドです。メロディアスで演奏は明快。しかし、鍵盤は引き倒しです。テクニカル系のファンとしては、なかなかに聞き応えがあります。この人、もろプログレ志向だったのですね。ワイルドなオルガン、ポリムーグが随所に聞けます。変拍子を含めた複雑なリズムが入ります。ヘヴィな音ですが、軽やかに展開しているのでメタルが苦手な人でもＯＫでしょう。ジャズの要素はほとんどゼロ。ベースソロにその名残は感じられますが。ラテン色もさほど強くありません。
LIQUID TENSTION EXPERIENCEのスピード感さと重厚感を残しつつ、ジャズ・ロックは一切廃した音。明快なテクニカルとも言うべき７曲目freakeysがハイライトです。