現ANGRAのベーシストFelipe Andreoliが以前に参加していたバンド。シリアスな構成とダイナミックな演奏、そして音の端々に彼らがDREAM THEATERの影響下にあったことが感じられるバンド。ANGRA加入後にその存在が知られるようになったわけですが、なかなかしっかりした作品です。メロディ面ではまだまだですが、演奏力と楽曲の構成力はかなりのもの。その特徴はまずシリアスな楽曲群（すなわち非メロディック）、次にDREAM THEATERのような演奏力で複雑に曲を構築していること、そしてアルバム全体を包むダークでストイックな雰囲気。
プログレ心をくすぐるような場面は正直少ない。非メロディックであることから、プログレファンが心躍るような場面は乏しく、逆に辛い演奏が多い。そんななかでも聴きどころを挙げるとすれば、インストに突入したときのダイナミックでスリリングな演奏力でしょうか。とりわけ、プログレ・メタルの影響を最も受けている（と思われる）キーボードが繰り出すそれ風のフレーズは悪くない・・のだが・・
[追記]その後、キーボード奏者はFREAKEYSというインスト作品でプログレ趣味全開の作品を出しています。 どうも、プログレ・メタルとして聴くにはやはり重いですね。SYMBOLSの元メンバーを補充してバンドは今も活動している模様。ANGRA周辺との交流もあるようなので、今後、プログレ寄りの作品を作ってくれるかも？