イセベルクのギターが結成 ラテン・フュージョン作品
元ICEBERGのギタリストMax SunyerがGOTICのベース、FUSIOONのドラム、ICEBERGの鍵盤と結成。ラテン・フュージョンです。いや、音的にはクロスオーバーというべきですかね。下世話な感じも漂うメロディアスなスムーズ志向なんですが、曲によってはプログレを感じるんですよね。
スペインらしい情熱的なプレイもなかなかいいです。手数が多いのですよね。定まった空間に音を入れこもうとするあたりがやはりラテンだなと。
1曲目Transmediterrani expresはスパニッシュなギターが活躍するファンキーなクロスオーバーサウンド。どうしても曲調が古臭い感じになるのは、まあ、ご愛嬌ってことで。
2曲目En busca del mullはプログレです。哀愁旋律のピアノがまずいい。リズム隊が突如として細かいリズムを刻み始めます。これがプログレ。哀愁ラテン・プログレ・フュージョンってところですか。
5曲目Parafenaliaはキーボードとギターのフレーズの応酬が聴きどころかな。プログレ・ファン好みのフレーズです。さすがに音色が古いのですけど。
6曲目はゴキゲンなスムーズ・ジャズです。プログレではありませんが、BGMとしてはかなりいい感じ。流麗なピアノ・ソロは聴きモノです。