メロディック・ハードの正統派ギタリストとして様々なプロジェクトに参加しながら、サイドマンに徹してきたJosh Ramos(TWO FIRES, THE STORM)が、自身の名を冠したバンドを遂に立ち上げました。で、彼のことだからきっとこんな音かな・・と想像していたら、やっぱりそのとおりでした(笑) JOURNEYをシンプルにしたような感じ。８０年代メロディック・ハードの王道的な曲あり、美しいバラードあり、いやいやソツなく作ってますね。
今回のボーカル(Mark Weitzという人)も曲によってはSteve Perry風に歌っています。キーボードはJonathan Cainに似たピアノ。
１曲目 Living In The Light
伸びやかな歌唱とJOURNEY風の明るいメロディは、アルバム冒頭にぴったり。Kevin Chalfantが歌っているのかと思いました。
３曲目 Winds Of Change
躍動感のある曲です。
５曲目 The Dream Is Alive
メロディック・ハードとしっとりしたＡＯＲが交互に出てくるような曲。サビに移る瞬間がいい。
６曲目 Tell Me Why
冒頭がロングトーンのギターソロ。「インストか？」と思わせといて、突如として歌モノになだれ込む。哀愁的な旋律がしみるハードなナンバー。Chalfant風の歌唱と高いテンション、そして流れるような演奏がいい。アルバムで一番好きな曲です。
７曲目 Come Back To Me
タテノリ ＋ 明るい曲調の爽快ハード。よくあるタイトル、よくあるメロディなんですが好きなんだよね。
８曲目 Night Has Fallen
John Couger Melencamp風。
９曲目 Love Is The Magic
豊かな声量で歌い上げるバラード。
１０曲目 Take It Or Leave It
ハードなロックンロール。シャウトしながら、駆け抜けるような曲調が魅力。
１２曲目 Willie (Instrumental)
インスト。ブルージィ＆エモーショナルなギターが満喫できます。ゴージャスな雰囲気がたまりません。インストだけでこういうアルバム作ってもいいんじゃないかな。
良かったです。Kevin Chalfant関連（THE STORMやTHE V.U.など）が好きな人にはマストでしょう。歌モノで曲を揃えてきたので安心して聞けます。ただ、無難な歌ものばかりではなく、ギターを聞かせる曲もあってもいいのではないかなと。