MIND'S EYEのリズム隊が参加していたので購入。バンド名から連想されるとおりヘヴィ＆殺伐とした音で、プログレッシブを前面に押し出したMIND'S EYEとは趣きを異にします。MIND'S EYEも確かに重厚な音だったけど、こちらTEAR OF ANGERはその倍は重苦しい。聴き始めた当初は辟易としました。ヘヴィネス＋メロディアス＋ちょっとしたアイデア という感じ。MIND'S EYEをずっとスラッシュに近づけ、デスも少し加えたような音・・これがベース。反面曲は短く３、４分でまとめた上に、ヘヴィながらも印象的なメロディを配する。そして、エフェクトが一風変わってたり、複雑な拍子が出てきたりと、ギミック的にプログレッシブな要素が使われています。
ギターはテクニシャン。ザクザクした演奏から流れるようなフュージョンまでできる。この人、ソロを作っても、メタルとフュージョンを融合したようないい作品を作りそうな感じ。リズム隊は圧巻です。
完成度は高く、メタル・ファンには高い評価を受けそうです。プログレ・ファンにはあまり薦められませんけどね。