トライバルテックのベーシスト ジェントリーとハードの二面性のある作風
ご存知TRIBAL TECHのベーシスト。メンツは次のとおり。Scott Kinsey(key), Dennis Chambers(Ds), Kirk Covington(Dr), Steve Tavaglione(Ss, EWI), Bob Berg(Ts)
穏やかな曲とハードなフュージョンとに二極化。ハードなほうはスムーズ・フュージョンの気品とコンテンポラリーな儀礼を残しつつも、過激なソロ・パートを収録。TRIBAL TECHも逃げ出すような痛快さです。
特に2曲目Armageddon Bluesの長いベース・ソロとキーボード・ソロはアルバムを代表する演奏です。
他に5曲目Do The Mathの緊張感溢れるリズム隊とキーボードのせめぎあい、ファンキーなリズムで貫かれる8曲目Everything's Coolのキーボード・ソロ、9曲目Big Time前半の攻撃的なピアノも素晴らしいです。ラスト11曲目Emancipationのカリビアンな音色も心地よかったです。