とりあえずメンツを挙げておくと、ギターにPhilipp van Endert、Alex Guniaの二本のギターにMike Stern、Bret Willmottが参加。バスはStefan Rademacher、Tee Teterissa、ドラムスにDanny GottliebとRene Engle・・と知った名前と知らない名前が(笑) えー Mike Starnは有名だけど、Alex Guniaは知る人ぞ知る技巧派フュージョン作品のMATALEXの中心人物。Rene Engelは自身の名義でBRUFORDタイプの作品を３枚出していて、最近国内でも紹介されて知ってる人も多いかな。Philipp van Endertもソロ作品を出している。GuniaとEndertはその名もJAZZSICK RECORDSというレーベルで活動を継続中だ。Stefan RademacherはBilly Cobhamのサポート経験があり、Danny GottliebはPat Metheny Group出身。作風としては、ある程度メロディがはっきりしたテクニカル・フュージョン。メロディアスな部分を押さえつつ、曲の流れで技巧派のほうに入り込み、またメロディアスに戻るというタイプ。正確に言えば、フュージョンとインスト・ギター・ロックの中間あたり。上記のメンツには真性ジャズ・アーティストも居るんだけど、普段はスタジオ・ミュージシャンとしてハードロックの録音にも参加しているメンバーも多いので、まあそういう音になるんでしょう。
MATALEXと同等の都会派ジャズロックのテクニカル＆流麗サウンドなんで、技巧派好きな人だけでなく広くフュージョンのファンにアピールする作風。個人的には陰りのある曲がとりわけ美しいかと。
もう売られてません。私も持ってません。