Clive Nolan(keybords from PENDRAGON)と故GEOFF MAN(vocal of ex-TWELVETH NIGHT)によるプロジェクト。彼の一連のプロジェクトと比較すると、PENDRAGONで聴けるNolanのシンセをさらに特化して、厚くカラフルにした印象。ARENAのようなメタル色はなく、SHADOWLANDほど湿っぽくない。一連のNolanプロジェクト同様スケール感のある音でそれなりにドラマチックであるが、透明感溢れるシンセの音色が特徴か。今までの彼の仕事もそうだがイマイチ何か足りないなあ。彼のプレイはシンフォニックな厚みは有るが透明すぎるというか「クセ」があまりなさすぎる。同様に楽曲も完成度は高く欠点も見つからないが、キレイ過ぎて個人的には心に残るものが無いように思う。僕のように純粋ポンプが苦手なヒトには向きませんね。このアルバム、倒産したSI MUSICの作品で国内ではZEROからリリースされていた。SI倒産後しばらく廃盤になっていたが、９８年にNolanの自己のレーベルであるVERGLAS MUSICから、国内ではマーキーから再発された。