プロデュースに旧友Ricky Phillips、ギターはBruce Gowdy,Neal Schon,Denny Laine（！）、他にもTOTO,UNRULY CHILD、FOREIGNERのメンバーなど書きあげるにも嫌になるくらい豪華なメンバー。コーラスにはJason Sheff(CHICAGO)の名前も。ここまでくると、ベスト・オブあるいはオール・オブ・８０年代ＡＯＲハードというところか。作曲陣が凄い。Chris TompsonやMartin Page、Bobby Coldwelの名前もある。これだけで大体どういう系統の音なのかが自ずとわかろうかというもの。１曲目 Blaze Of Love
いきなり弾かれるように曲が始まる。待ちに待ったFergieのソロ・・その期待を裏切ること無い秀逸ＡＯＲ。マイナー調でアップテンポ、TOTOやLE LOUXを彷彿とさせます。懐かしい響き。Chris Tompson（MMEB）の曲だとか。シャウトで声が荒れ気味なのが唯一の不安。
６曲目 Crazy
都会的な洗練されたアレンジと深い抑揚の効いたメロディ・・まるでCHICAGO。アルバム中もっとも印象に残った曲。なんとBobby Coldwel作曲。
８曲目 Falling Into Place
これぞＡＯＲ。哀愁漂う冒頭から、一転して明るい曲調へ。流れるようなメロディと繰り返されるサビが印象的です。
９曲目 Died In The Midst Of A Dream
物悲しくもやわらかなバラード。まるでTOTOに収録されていそうなＡＯＲナンバー。高音も無理なく伸びるFirgieの声は本当に素晴らしい。
本作はセールス的には苦戦したらしく、噂されていたツアーも立ち消えになってしまった。だが期待を裏切らないクオリティの高さです。早く次作が聴きたい。まだかなー